Java 基礎知識
この記事では「Lesson1」で作成した「Javaプロジェクト」を使用して解説します。
クラス
Javaのプログラムの1単位をクラスと言います。
下記のプログラムでは「public class Main」と記載されているので「Main」というクラスを作成したことになります。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("HelloWorld!");
}
}
「public」とはアクセス修飾子の1つであり、クラス、メソッド、フィールド(変数)の可視性(アクセス範囲)を指定するためのキーワードです。
詳しい内容については今後のLessonで説明します。
ひとまず、Javaプログラムを作成するためには「public class クラス名{}」と記述する必要があります。
確認問題
クラス名「Sample01」の場合の記述方法はどうなるでしょう?
「public class クラス名{}」と記述する必要があるので、 「public class Sample01{}」となります。
メソッド
特定の処理を実行するブロック化されたコードの単位です。
簡単に説明すると、処理を一つにまとめたものを"メソッド"と呼びます。
以下のソースでは「main(){・・・}」
の「{・・・}」に命令を記述していますが、この「main」もメソッドで「mainメソッド」と呼びます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {// ←「main」メソッド
// 処理内容・・・①
// 処理内容・・・②
// 処理内容・・・③
System.out.println("HelloWorld!"); // 処理内容・・・④
}
}
「static」,「void」については、今後のレッスンで説明します。
確認問題
メソッドとはなんでしょうか?
特定の処理を実行するブロック化されたコードの単位です。
簡単に説明すると、処理を一つにまとめたものを"メソッド"と呼びます。
処理の流れについて
以下のプログラムを実行すると「1番→2番→3番→4番」の順でコンソールに表示されます。
これは、実行が上から下に向かって実行されるからです。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("1番"); // 処理内容・・・①
System.out.println("2番"); // 処理内容・・・②
System.out.println("3番"); // 処理内容・・・③
System.out.println("4番"); // 処理内容・・・④
}
}
確認問題
下記のプログラムを実行した場合コンソールにはどのように表示されるでしょうか?
プログラムは上から下に向かって実行されるため「4番→2番→3番→1番」の順に表示されます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
System.out.println("4番"); // 処理内容・・・①
System.out.println("2番"); // 処理内容・・・②
System.out.println("3番"); // 処理内容・・・③
System.out.println("1番"); // 処理内容・・・④
}
}
ブロック
ブロックとは、波括弧 {} で囲まれた複数の文のことです。 簡単に説明すると"{"と"}"で囲まれた部分のことを ブロック といいます
コメント
コメントとは、プログラム内に記述された説明やメモを表す非実行コードです。
コードの理解やドキュメントの作成に役立ちます。
コメント記載方法については以下参照
public class Main {
public static void main(String[] args) {
// 1行コメント
/*
これは
複数行コメントの
例です
*/
}
}
確認問題
下記のプログラムを実行した場合コンソールにはどのように表示されるでしょうか?
コメントは非実行コードのため「2番,5番」とコンソールに表示されます。
public class Main {
public static void main(String[] args) {
//System.out.println("1番");
System.out.println("2番");
/*
System.out.println("3番");
System.out.println("4番");
*/
System.out.println("5番");
}
}