【初心者必見】Eclipse(Java)デバッグ方法
デバッグはプログラミングの核心的プロセスであり、コード内のエラーやバグを特定し、修正する手法です。
これにより、時間と労力を節約し、プログラムの品質を向上させることができます。
特にEclipseでのJava開発において、デバッグはプログラムを効率的に改善し、より深いコード理解へと導く重要なステップです。
初心者であっても、デバッグの基本を学ぶことで、迅速かつ効果的に問題解決が可能になります。
1.デバック画面の表示方法
(1).Eclipse画面右上の「パースペクティブ」を押下
(2).「デバック」を選択後「開く」ボタンを押下
(3).
下記のキャプチャのような画面が表示されれば完了です。
2.デバック操作方法
デバッグ時、プログラムを特定の場所で止めたくなったら、そこにブレークポイントを設置します。
この設定により、プログラムはその地点で停止し、コードの挙動をじっくりと確認できます。
例えば、キャプチャ画像内の赤枠にある青い丸が、ブレークポイントを示しています。
Eclipseでブレークポイントを追加するには、行番号の隣の空白スペースをダブルクリックします。
また、設置したブレークポイントを解除したい場合は、その青丸を再びダブルクリックします。
引数を指定しない場合の実行方法
(1).
まず、デバッグしたいクラスを開いて選択します。
その後、ツールバーにある実行ボタンの隣に位置する虫のアイコン(デバッグのアイコン)を押下。
引数を指定してデバッグを行う場合の実行方法
(1).
Javaファイルでデバッグを始めたい時は、まずそのファイルを選択してください。
その後、右クリックし「デバッグ」メニューから「デバッグの構成」を選びます。
(2).
メインタブの設定
1. 名前を入力(任意の名前)
2. 実行クラスを入力または、「検索ボタン」から実行クラスを選択
3. 上記の入力が完了したら「適応」ボタンを押下
(3).
引数タブの設定(※引数を設定しない場合はこの設定は不要)
1. 引数と引数の間は「スペース」または「改行」を入力
2. 引数の入力が完了したら「適応」ボタンを押下
3. 「デバック」ボタンを押下することでデバック実行
デバック実行
デバッグを開始すると、プログラムは「ブレークポイント」で指定した箇所で一時停止します。
さらに「変数ビュー」を使うと、その時点までに実行された部分の変数の内容を見ることができます。
デバック操作方法
デバッグ中にプログラムを制御するには、ツールバーのボタンやショートカットキーを使用します。
次の操作でプログラムをステップ実行したり、デバッグセッションを終了することができます。
再開 (F8):
デバッグ中のプログラムを再開し、次のブレークポイントまで実行を進めます。
プログラムが次に停止するのは、設定された次のブレークポイントです。
終了 (Ctrl+F2):
デバッグセッションを中断し、実行中のアプリケーションを完全に終了させます。
プログラムのテストやチェックが終わったら使います。
ステップイン (F5):
実行中のコード行が別のメソッドを呼び出す場合、その呼び出されたメソッドの内部に入り、その実行を一行ずつ追います。
メソッドの詳細な挙動を調べたいときに便利です。
ステップオーバー (F6):
現在のコード行を実行し、次の行へ進みます。
この操作では、もし現在の行で他のメソッドが呼び出されても、その内部はスキップし、次の行に進みます。
現在のメソッドの流れだけを追いたい場合に使います。
ステップリターン (F7):
実行中のメソッドを終了し、そのメソッドを呼び出した場所に戻ります。
メソッドの処理を抜けて、呼び出し元の続きをデバッグしたい時に使用します。
デバッグ中に変数の値を変更する方法
デバッグ中に変数の値を変更することは、プログラムの動作を理解するのに役立つ重要な手法です。
この方法を使うと、異なる入力値でのプログラムの挙動をテストしたり、特定の条件下でのエラーの再現と解析を行うことができます。
デバッグ中に変数の値を変更したい場合、まず「変数ビュー」で変更したい変数を見つけます。
その変数を選択し、右クリックしてメニューから「値の変更」を選びます。
1. 任意の値に変更
2. 値を変更後「OK」ボタンを押下
「変数ビュー」で値が変更されている事を確認
デバッグ時の意図的なException発生法
デバッグ・シェルを使用して例外(Exception)を意図的に発生させる方法は、デバッグプロセス中に特定のエラー処理や例外ハンドリングの挙動をテストするのに有効です。
メニューバー
「ウィンドウ > ビューの表示 > デバック・シェル 」を選択
「デバッグ・シェル」が表示されたら、発生させたい例外を入力します。
例:throw new ArrayIndexOutOfBoundsException();
「デバッグ・シェル」の表示タブに入力したコードをして選択し、右クリックして表示されるメニューから「実行」を選択すると、そのコードが実行されます。
例外が正しく発生していることを確認してください。
この方法を使えば、catchブロックなどが期待どおりに機能するかをテストすることができます。
Exception発生時に処理を停止させる方法
例外(Exception)が発生した時に処理を停止させることは、プログラムのデバッグ中に問題の原因を特定する上で非常に有用です。
「ブレークポイント」ビュー内にある赤枠で囲まれた「例外ブレークポイントの追加」アイコンを選択して設定できます。
1. 発生させたいExceptionを入力
2. 該当のExceptionを選択
ブレークポイントが追加されている事を確認
Exceptionが発生した箇所で処理が停まっている事を確認