データ型の種類と説明

データ型を適切に選択することは、データの正確性と効率性を保つために重要です。
データベース内の情報を適切な形式で格納することで、適切なデータ処理が行えるようになります。


整数型(INT、TINYINT、BIGINTなど)

整数値を格納するためのデータ型です。
異なるサイズや範囲の整数を表現するために使用されます。

INT: 通常の整数型。範囲は約 -2.1B から 2.1B までです。
TINYINT: 小さな整数型。範囲は -128 から 127 までです。
BIGINT: 大きな整数型。範囲は約 -9.2E18 から 9.2E18 までです。


浮動小数点型(FLOAT、DOUBLEなど)

小数値を格納するためのデータ型です。
精度と範囲の違いがあります。

FLOAT: 単精度浮動小数点数。約 7 桁の精度を持ちます。
DOUBLE: 倍精度浮動小数点数。約 15 桁の精度を持ちます。


文字列型(CHAR、VARCHAR、TEXTなど)

テキストデータを格納するためのデータ型です。
異なる用途に合わせて使い分けます。

CHAR: 固定長文字列型。指定した長さでデータが格納され、余った部分はスペースで埋められます。
VARCHAR: 可変長文字列型。データの長さに応じてメモリを使用します。CHARより効率的です。
TEXT: 長いテキストデータを格納するための型。大量の文字列を保存する際に使用されます。


日付と時刻型(DATE、TIME、DATETIMEなど)

日付と時刻情報を格納するためのデータ型です。

DATE: 日付(年月日)を格納する型。
TIME: 時刻を格納する型。
DATETIME: 日付と時刻の両方を格納する型。


ブール型(BOOLEAN)

真偽値を格納するためのデータ型です。
0または1、TRUEまたはFALSEとして使用されます。


その他のデータ型

MySQLには上記の他にも多くのデータ型があります。
例えば、ENUM(列挙型)、SET(集合型)、BLOB(バイナリデータ)、JSON(JSONデータ)などがあります。